[コメント] イノセンス(2004/日)
何も生身の女が最高で、ダッチワイフとヤルのが気色悪いって言ってんじゃありません。ここ数年のリアルドール(ラブドール)の精巧さは革新的で、それはそれで気持ちよさそうですから・・・なにしろ料金だってラブホテル街でアジア系の立ちんぼのおねぇちゃん買うのと同価格帯の金がかかる程のエンターテイメントです。
この作品、ヤリ専のアンドロイドがどうしたこうしたって話でしょ。何で人間と機械がヤルとこを描写しなかったのかなぁ?格好つけて言い直せば、文字通り「人間と機械の融合」でしょ、このよくわかんねぇ哲学めいた作品には必要なシーンなんじゃなかったの?
前作からの流れだと、「少佐」の着替えシーンに思わず視線をそらしちゃう純情なガテン系野郎の日活さわやか純情路線=精神的な融合は肉欲に勝る崇高なモノなんだってことなんだろう。って本当にそれで良いのかぁ?こんな怪しい宗教めいた哲学を若者に植え付けるなよ。生身の女性に声ひとつかけられないヲ○クを量産しちゃうんじゃないかぁ?
アニメの世界の戦闘系ヒロインは身体のラインがぴったりのコスチュームに身を包む。それはまるで素っ裸のようで、SEXYな妄想に駆り立てられる。胸は巨乳でありながら釣鐘型に上を向く。しかし、それらは局部をはじめすべてが着衣の下でお宝は見えない。なんだかそれは本作に登場する「アンドロイド」みたいじゃないか。つまり「穴」も「毛」も無い「女性のようなモノ」。こんな「女性のようなモノ」に萌えて独りでチ○ポ握っって電脳世界にダイブしたら、もう戻ってこれないぞ!
「お前の見てる世界が現実かどうか・・」云々なんて台詞はこんな作品に言われたくない。仮想SEXの風俗店が集中する秋葉原、電脳世界の代名詞にまでなった秋葉原は俺の実家の隣町。子供の頃からの思い出が詰まっっている。けっしてバーチャルなんかじゃない、「現実」の世界が俺にはある。
何だか「現実」の世界に懐疑の念を抱き、バーチャルな空間への媚薬ともとれる本作。「逃げてる」とまでは言わないが、もっと現実世界を信じて欲しい。平たく言えば「穴」はともかく、「毛」ぐらい描きこめって言いたいだけなんだ俺は。
PS.だけどあのリアルドール(ダッチワイフ)が動いたり喋ったりなんかしたら最高だよな。なんて感想も正直あります。否、夢ですね男として・・・
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