[コメント] コールド マウンテン(2003/米)
反戦映画だということでも割と話題を呼びましたが、それもわざとらしくないのがいい。しっかり描ききった上での反戦という立場なので、偽善者的なものを全く感じません。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
感じたことをありのままに書いてみます。
・ナタリー・ポートマン扮する未婚の母セーラが自分たちを襲った北軍兵士が逃げるところに容赦なく銃弾を打ち込むところ。インマンは彼を見逃したが、セーラは許すことができなかった。その心情はとても一言では語れないものだったに違いない。この映画の中での大きな一つのテーマであると自分的に感じている男と女の戦争に対する考えの違いを表しているんじゃないか。
・これはちと気に入らなかったとこ。ラストシーンで、エイダが娘を「グレース・インマン」と呼びかけるところ。いちいちインマンの子供だってことを言葉で表現しなくても、観客には十分伝わっているはず。極めてアメリカ的な部分ですね。映画の中では、何事もハッキリさせることが必ずしもいいことではないのです。
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