★3 | もっとルイーズ・ブルックスに焦点を絞ればよいものを、あっちこっちと話の運びが散漫で、せっかく米国から招聘した彼女の良さが引き出しきれていない歯がゆさが残る。例えば同時代のF・W・ムルナウ演出に比べて葛藤や危機に対する厳しさが足りない気がした。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★5 | 本作も無声映画の到達点と云いたくなる素晴らしさだ。聖悪併せ持ったイコンとしてのルイーズ・ブルックスはもう映画の神の計らいとしか思えない。のみならず全編力のこもった画面の連続であり、アップカットの挿入も適切。こゝぞという際のトラック移動のカットも実に見事。ラスト近くのナイフの表現も神懸っている。 (ゑぎ) | [投票] |
★5 | 数多の男に貢がれようが、堕ちて食いモノにされようが、ルルはどこまでもルルでしか在りえない。少女と娼婦が矛盾なく同居するその強烈な個性が、ルイーズ・ブルックスが発散する奔放なオーラと同調する時、演技という枠を越えて伝説となる。 [review] (くたー) | [投票(2)] |
★3 | パプスト監督に特有の、無茶で無粋な語り口と、ワビもサビも感じさせない演出が、逆に観客の目をルルに釘付けにしたと云う、世にも皮肉な代表作。ルイーズ・ブルックスは類稀なる個性だ。彼女の独逸映画が二本しか作られなかったことこそが悲劇である。 (町田) | [投票] |
★2 | パッケージのあらすじを読んで、内容はわかっていたはずなのにまったくまったく内容が理解できなかった奇怪な映画。印象度極薄。 (24) | [投票] |