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[コメント] 緋ざくら大名(1958/日)
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★5監督が山中貞雄の甥であることを思い出させられるコメディ時代劇。こんな軽快で幸福な加藤泰をもっと観たかった。男女2人が最初に邂逅するのは、追われてる女が逃げ込んだ先の舞台。ここで追っ手に対して主人公が大立ち回りを演じるのだが、その度に客席から喝采が沸き起こる。この無意味な感覚の面白さ! [review] (赤い戦車)[投票(1)]
★4男女が同じ膳に腰を下ろす。ややあって同時に立ち上がる。このような所作の演出だけでどうしてこんなに濃密な時間を定着することができるのだろう。或いは長屋の人達を切り返しで見せるシーンの動的なことといったら。他愛も無いコメディ時代劇だが凡百の演出家の仕事とは一線を画している。姫のかんざしの使い方も加藤泰らしい。 (ゑぎ)[投票(1)]
★2時おり顔を出す加藤泰の様式へのこだわりとスピード感が笑いの要素と相容れず、コメディに徹しきれない中途半端な居心地の悪さが終始つきまとう。千秋実の安定感や大河内伝次郎の右往左往ぶりの可笑しさにくらべて他のコメディアンが浮いている。 (ぽんしゅう)[投票]
★3もう少し知っている俳優がいたら楽しめたかも。 カン高い声で喋るおっさんがツボに入って腹痛くなるほど笑った。誰だありゃ。 (TOMIMORI)[投票]
★4結婚したくないもん!高貴な我儘カップルが市井で巻き起こす大騒動。『或る夜の出来事』や『ローマの休日』の流れを汲む、典型的な“お忍びロマンス話”だが、脇の登場人物までもが魅力的に描かれており、実に良い出来栄えのプログラムピクチュア。 [review] (AONI)[投票]