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[コメント] デイ・アフター・トゥモロー(2004/米)

エメリッヒらしい映画。映画館で楽しめるスケール感のある映像は凄い。見たことの無い映像をリアルに見れるのも映画の楽しみ方と思えば、すばらしい作品。
kinop

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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インディペンデンスデイ』もそうだったが、とにかくどでかいスケールの映像は圧巻。前作でも大統領自らが戦闘機に乗ってエイリアンと戦うなど、映画のストーリーは漫画の世界であるが、あのスケールのでかい映像を楽しむためには、そうした方がストーリー展開も単純でスピーディーに進むし、迫力のある映像を見せるための時間が十分取れるからだろう。巨大な竜巻がロサンジェルスを襲うシーン、ニューヨークの街が高波に襲われるシーン、凍てつくマンハッタンの光景など、見たことの無い映像は凄いの一言。それに『インディペンデンスデイ』ほど登場人物やサブストーリーを多くせず、父親が息子を救出に向かうストーリーを幹にしていたことも良かったと思う。

この映画で教訓云々を言おうとしているとはあまり思わないが、確かに北半球が壊滅状態になったら発展途上の南の国々の人に助けてもらうことになるのだろう。映画のようには単純ではないし、いい関係の国もあれば紛争を起こしている国もあるし、力関係が大きく変わる可能性も大きい。そう考えると、今はアメリカを始めとする大国と呼ばれる国が我が物顔で世界を牛耳っているように思うが、地球の単位で見るとどうだろうかと思ってしまう。あの副大統領の姿が、アメリカや日本も含めた国々の一般的な考えを集約しているように思えた。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)おーい粗茶[*] 直人[*] けにろん[*] アルシュ[*]

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