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[コメント] ワイルド・レンジ 最後の銃撃(2003/米)

雨や泥濘の西部劇を志向するケヴィン・コスナーというのは誠に好ましいと思うし、正直これだけ堂々たる本格西部劇が臆面も無く作られるとは思ってもみなかった訳で、西部劇ファンとしてはとても嬉しいのだが、反面、どこか違和感のある画面が繋がる。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 冒頭の美しい風景描写を見た瞬間からこれは違うんじゃないか、と思ってしまう。極めつけはラストの決闘のシークェンスで丘陵に退避する町の住民を描いている部分だ。これがリアリズムかどうかなんてことと関係なく、全く冗長で活劇性を阻害する説明的演出。また決闘後の話の運びも冗長。矢張りコスナーは西部劇に鈍感な人だ。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)disjunctive[*] シーチキン[*]

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