[コメント] サンダーバード(2004/米)
武道館で観た。
試写会のチケットが当たった知人(男)と二人で出かけた先は武道館。「おー、サンダーバードの試写会に武道館たぁ気合い入ってるねえ」と思ったんだが、何のことはない、日本語吹き替え版を担当しているV6と、向こうの映画版に出ている俳優たちが舞台挨拶に来るってもんだから、試写会場の9割9分がV6ファン。「おめーらサンダーバード観にきたんじゃねーだろ!」
着いた席は会場ど真ん中。巨大スクリーンを観るのには絶好のポジションだったが、同時に360度V6ファンに囲まれる。 しばらくして会場にV6登場。360度黄色い声援。生まれて初めて黄色い声援に囲まれて、なぜ「黄色い」声援と言われるのかわかったような気がした。可聴音域を越えた何かを感じる。
監督ジョナサン・フレイクスも出席。ここでV6ファンに対抗せんばかりの「新スタートレック」のファン(ジョナサン・フレイクスは人気SFドラマ「新スタートレック」の副長役でも有名)の声援が上がるが、大多数のV6ファンの無反応さに、声援は虚しく武道館にこだました。
そして本編があれだ。あのていたらくだ。欧米じゃどうか知らんが日本のサンダーバード・ファンはほとんど納得しないだろう展開。ああ、終わったと思った瞬間、会場からは割れんばかりの大拍手。そう。V6ファンたちは監督や出演者たちに惜しみない拍手を贈っていたのだ。作品の内容がアレだったのに、不思議と救われた気がした。
そんな思い出。
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