★1 | 本邦から眺めれば何かと文学的な真珠湾奇襲は、アメリカから見れば竹を割ったような非道であることよの感慨があり、スタンダードサイズと戦闘機の丸窓の組み合わせがとてもいいのだが、ラストはとんでもない蛇足で評価は地に落ちる。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★4 | 過去の出来事を忘れないことは大切であろう、しかし、政治的な背景にしか過ぎないものと作品そのものの評価を混同することは果たして賢明といえるだろうか。この『空軍』は言ってみれば国威発揚映画にしか過ぎないが、無数の魅力的な細部に溢れた作品であり、視点、編集、カメラワーク、演出などに鑑みれば傑作というほか無いのだ。飛行機が離陸する際の黒煙の渦巻き、あれだけでも凡百の映画はKOされて地面に突っ伏す。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | ホークスは速度を知り尽くしている。巨大な重量物の発射と上昇と落下と爆発と停止のからみあうような映像の積み重なりがエロチックだ。本戦前の準備段階を丁寧に描くことで戦争の臨場感が高まることもよく知っている。上質の性技のようにマニピュレーション力が高い。 (ジェリー) | [投票] |
★3 | さすがはホークス、抜かりはないが同じホークスの戦争モノとなればプロット、物語のテンポ、スピード感、戦闘シーン、キャスティングやら何から何まで『今日限りの命』の方が上。これだけは断言できる。
[review] (TO−Y) | [投票] |
★4 | ラストの海戦シーンが冗長。ただし、それ以外では文句なしの傑作。空中戦シーンでの機内の描き方は確実に『スター・ウォーズ』(エピソード4)に影響を与えている。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |