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[コメント] フラッシュダンス(1983/米)

「歌」の吹き替えは許せるが、「踊り」の吹き替えは許せない。(01.12.03「許せぬ理由」追記→)
はしぼそがらす

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この3点は、かの名シーンを吹き替えたマリン・ジャハンに捧げたい。

※追記・許せぬ理由について01.12.03 多分、ここで「許せない」と思ってしまった最大の理由は、私自身が吹き替えに気づいてしまったことだと思う。「アレッ?違う人だよ」とわかってしまった後のストーリーの面白く無さといったらなかった。そして、見過ごすにはあまりにもあのシーンは「要」過ぎ、マリン・ジャハンの踊りが見事すぎた。

また、私自身、昔々踊りにかかわっていたことがあり、この手の映画を見る度に、その映画そのもののバックステージの厳しさを考えすぎるきらいがあることも否めない。表舞台に出られるダンサーはほんの一握りで、それを考えると吹き替えとはいえステージに立つことができたマリン・ジャハンは幸運なのだろう。でも、「『フラッシュ・ダンス』のジェニファー・ビールスのダンスはすごい」と周囲が言う度に「?」と思ってしまう。

ま、色々理屈はこねたが、ここいらで観念して、私はミュージカルをかなり偏ったメガネで観ていることをここに告白する。「踊り」が主題の映画で「踊らない」役者さんがキライなのだ。これが、探すと結構いるのである(特に群舞のあるミュージカルをチェックしてみよう。『コーラスライン』のダンサー達、『略奪された七人の花嫁』の兄弟達のうちに、一人だけ踊らない奴がみつかる)。その人たちは共通して「顔がイイ」。当たり前っちゃ当たり前だが、バックステージ生活の長かった不細工ダンサーは、そういう細かいところに目が行く、厭な鑑賞者になっちゃうのさ!

・・・「許さぬ理由」と銘打って、かえって自分の心の狭さを露呈してしまった。反省。自分のコメントをこうして振り返る機会を与えてくださった、奥田K子さんに深く感謝する。そして、すいません、たいした理由じゃなくて。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (8 人)スパルタのキツネ[*] あき♪[*] ミュージカラー★梨音令嬢[*] 水那岐[*] ぱーこ 12番目の戦士 たかやまひろふみ ボイス母

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