[コメント] 血と骨(2004/日)
多くの弱者=在日朝鮮人たちがそれでも怪物=金俊平の元を離れられなかったのは、彼に付き従うこと自体が「自由からの逃走」だったからに他ならない。ファシズムの誕生と没落を描き、そこからの脱却を謳い上げた本作は金正日と彼の息子に何としてでも味あわせるべき鉄拳制裁映画である。
たけし・新井・オダギリら男優陣の熱演も然ることながら、鈴木・田畑・中村(←特にこの人は凄い)・濱田ら女優陣の奮迅も見落とせない。
日本映画はこれからもっともっと面白くなると確信させてくれる出来映え。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (4 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。