[コメント] いま、会いにゆきます(2004/日)
人を愛することの素晴らしさや強さを、素直に感じられる作品でした。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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途中までは「中々真摯で良い話だけど、まるで『黄泉がえり』みたいだな〜」と軽く観ていたら、ラスト15分で完全にノックアウトされました。察しが悪いことで得をすることはあまり無いんですけど、この作品のラストを読めない自分の察しの悪さには心の底から感謝しました。
心に抱えていた疑問(「澪は自分がもうすぐ2人とさよならしなきゃいけないことが分かったのに、妙に淡々と生活してるな」とか「いま、会いにゆきますって誰が誰に対して?」)が次々と氷解していく様は本当に心が洗われるようでした。
自分が行く道の先には苦しみや悲しい別れが待っていると分かっていても、あえてそれらを受け入れ、巧と佑司が待っている未来へと進んでいく澪。
そういう障壁を容易に跳び越せる「誰を好きになることの素晴らしさ」、「愛の強さ」を素直に、ひしひしと感じられる作品でした。
結婚している方、心に秘めた人が現座進行形で存在する方だったら、感じ方もひとしお強くなるんじゃないでしょうか。
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