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[コメント] ボーン・スプレマシー(2004/米=独)

息つかせない展開に興奮。臨場感溢れる手ぶれカメラが何故か気持ち良い!孤独な環境で悩み続けるボーンのバックグラウンドがあってこその作品。マット・デイモンがコメディからアクションまで幅広くこなせる希少な俳優であることも再確認。
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
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前作、個人的には「荒削り」な印象が目立ったものだった。ボーンの緻密な人物設定は良いのだが、それを上手に消化し切れていない感があったのだ。思い切りスパイムービーなのに隙がありすぎ!という具合。一つの作品として嫌いにはなれなかったが、低評価(★2)は仕方なかった。…対して続編となるこの作品。前作の展開や設定が上手い具合に整理されており、この点に関して言えば続編として頭を悩ますということはない。冒頭からして事件が巻き起こるが、全然複雑ということはないし、むしろいきなりトップギアを入れてくれる数々の演出に拍手!だね。

ポテンテ演じるマリーの不幸には少なからずショックを受ける。ヒロインがものの30分足らず(そのくらい?)でこの世を去ってしまうなんて悲しすぎる。…いやらしいくらいに意図されたこの展開は、鑑賞している自分に「ボーンの孤独と謎の究明、更には復讐に似た感覚」を植え付けてしまうという結果に。このポイントがラストまで生き続ける。少女に事の全てを打ち明けるまでずっと生き続ける。ドラマ作品ではないこの映画にとって大変難易度の高いことだろう。それだけ製作者のボーンに対する意識が高いということか。これはスゴイ。

ロケ地が良い。ハリウッド超大作ながらアメリカに固執しない展開。世界を又に掛けるCIAならではの映画なのか、それともヨーロッパの映画ファンを唸らせる為なのか…。少なからず、世界中でヒットして理由が伺える。個人的にはアメリカを舞台にしているんじゃなかなか描けないであろう「青」や「グレー」に執着した映像を評価したい。専門知識は無いけれど、あの映像から読み取れる感覚はまさしくヨーロッパ。また、あのぐらぐらしたカメラワークは最初こそ取っ付きにくいものの、後はその臨場感とアクションならではの爽快感を味わうのみ!…いろんな意味でハリウッドとヨーロッパ(インドもね)の融合なのか。

おそらくPart3に続くであろうボーンの行方。次はアメリカ国内を舞台にボーンの生い立ちが描かれそうな予感がする…!自分と見つめ合うのだ!答えを見つけ出せ!デイヴィッド・ウェッブ!!!

(評価:★4)

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