コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ボーン・スプレマシー(2004/米=独)

開始30分も経たないうちに恋人をスクリーンから退場させる代わりにボーン自身の物語を掘り下げる。風呂敷の広げ具合も丁度いいくらい。最近流行ってる三部作モノの繋ぎとしてもかなりの出来。そして何よりカーチェイスのすばらしさ!
JKF

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







CGを使っていない(と思われる)カーチェイス。前作『ボーン・アイデンティティ』でも、カーチェイスはちっちゃい車(何て言ったっけ・・・)を使っているにも関わらずとんでもない迫力があり、個人的にかなり気に入っていた。今回の見せ場もカーチェイスと聞いて、意味不明なくらい車ブッ壊すだけのジェリー・ブラッカイマー的物量作戦や、最早「全部CGじゃないのか」と言いたくなるような『マトリックス リローデッド』とは一線を画す、質の高い正当派のカーチェイスを見れることに結構期待していた。

ホント、序盤と終盤の美味しい部分を全てかっさらっていた。最初はインドというカーチェイスとは縁の無さそうな場所の狭い道路を駆け回る二台の車をスピード感たっぷりに演出し、クライマックスはそれとは対照的にモスクワの都市部を「どうやって撮ってるの!?」という映像盛りだくさんに見せてくれた。見応え十分、迫力十分。しかし決してそのカーチェイスを武器に映画を引っ張らないところに好感が持てる。見せ場を長々と引っ張って映画を成り立たせようとする近年のハリウッド作品と違って、ちゃんとストーリーをうまく展開させて観客の心を掴んだ上でのカーチェイス。しかも「もうちょっと〜」と言いたくなるような腹八分目くらいのところで終わらせてくれるのがで逆にちょうどいい。まあ、あれだけクラッシュしながら死なないマット・デイモンはどう考えてもおかしいけどさ。

失うものがない孤独なスパイ、ジェイソン・ボーンの最後の戦いに期待が高まる一方。そして三作目が公開する頃、マット・デイモンの親友でラジー賞常連俳優のレッテルが定着しつつあるベン・アフレックは、いい加減デイモンに見捨てられるのだろうか、やっぱり低調なんだろうか、という期待も高まる一方だ。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (3 人)あちこ[*] セント[*] Keita[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。