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[コメント] ミクロの決死圏(1966/米)

「人体に潜入する!」これだけでもワクワクする話だったが、赤血球やら白血球やらが登場した時は衝撃を受けた。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







しかしこの当時、人体について明らかになっている知識を土台にすれば当然でもあった。いくら本体の治療のための潜入とはいえ、体内に異物が侵入することにはまちがいない。

そして体内に入った異物は何によって、その危険性を除去されるか?人体でその役割をになうのは白血球だというは、当時の科学の到達点であった。(その後、科学の発展はさらに複雑な人体のメカニズムを明らかにしたが)

これを初めて見た時、私はてっきり、擬人化された細菌とか、バケモノみたいな何かと闘うもんだとばかり思っていた。潜入したチームを助ける、体に棲みついているナニカ、も出てくるのかな、なんて思っていた。

なんていうかな。外すべきところは大胆に外すけど、それ以外では、科学の最新の成果にできる限り、忠実にあろうとする。それがSFだ、ということを私に教えてくれた映画だった。

(評価:★4)

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