コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] いぬのえいが(2004/日)

な、泣かないぞ…。こんな出来の悪い映画じゃ泣かないさ。泣かないとも。だ、誰が泣くもんか…! ウウウ…(嗚咽)[シネ・リーブル池袋2]
Yasu

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







最初のぶっ飛んだミュージカルに乗せられて、しかしその後はあまり面白くない話が続いていました。

しかし終盤、病院で暮らしていたポチが死んだシーンからだんだん目の前がぼやけてきました。

山田とポチの“再会”のシーンで更に涙があふれてきました。

その後、別の挿話が挟まれたので少し落ち着きましたが、マリモと美香のエピソードで、とどめをさされました。

「ごめんね」「あまっちゃったね」の字幕が出たときには、もう声を上げて泣くのを必死で堪えていました。

この映画を「ぜひまた観たい」「何度も繰り返し観たい」とは思いません。映画作品としてはオムニバスだという前提条件があっても、散漫で統一されていないように思える(正直なところ、ポチとマリモの話だけで1本の映画にしたほうが良かったような気もします)という点はさて置き、愛犬との思い出を突かれて泣かされるのは辛すぎるのです。

それでも、この映画に低い評価をつけられない理由は、私が犬好きであるということ、ただその一点にあるのです。

我が家には2匹目の犬がいます。現在(2005年4月)5歳のシェルティです。家族でかわいがっていますが、この映画でも触れられているように、人間よりもずっと寿命の短い犬のこと、いつまで一緒にいられるか、誰にも分かりません。

だからその分、今の時間を大切に、愛犬と触れ合っていかなくては。

そんなことに気づかせてくれたこの映画に感謝し、★5を謹呈します。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (6 人)トシ ゆーこ and One thing[*] ina シーチキン[*] リア[*] tkcrows[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。