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[コメント] 妖怪大戦争(2005/日)

川姫の 濡れた太股に クラッ! f(^ー^; 
fufu

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







夏休み、親子で観に行きました。

  ●評価

適度に力が抜けてイイカゲン・・ ★3〜4 というところかと思いますが、 ぼく的には、"お気に入り映画"のひとつに 殿堂入りでしょう!

  ●川姫の 濡れた太股に クラッ! f(^ー^; 

-- *すいません・・ いきなりオヤジ的感想で申し訳ないですが… _(_^_)_ --

"エロス"を感じましたねぇ! ("エロい"ではなく "エロス" …いっしょかもしれんけど??) 

タダシ や 少年時代の佐田が、川姫に膝枕をしてもらった時、 股を手で触れるシーンがありました。 あとで、小学 3年生の息子が、「どうして あそこを触るの?」 と尋ねるんです。 父 「そりゃ〜 膝枕をしてもらえば、触る気持ちが分かるよ。」 と 帰宅後… 嫁ちゃんに膝枕をしてもらい、股に手を伸ばしたのですが・・・・(ヲヒ・・(^^ゞ

ん!?  はれっ! ?? はれれ?? あれれれれ〜??? ビミョ〜に ちがうぞぉ〜!??

映画のシーンでの、小さい手に余るほど存在感のある"太股" ではなく、 大人になってしまった自分には、手の中に収まってしまうほどの? "細股"?だったのです・・・ そうなんです!  あのシーンは 子どものお手々だったからこその、"太"股だったのですね。 成長し 大人になるって・・こういうことだったんですねぇ〜・・ (普段は)妖怪も見えなくなるはずです・・・

 お母さ〜ん! (T.T)

(思えば、川姫は… 自分が子どもの頃〜 いや… 少なくとも 数百年間… 同じ姿で、変わらず生きているのでしょうねぇ。)

対する、敵役 アギの超ミニ姿 (パンツ丸見えやん(^^ゞ) こっちは "エロ"かったでしょうか(爆) キメのポーズも、決まってました!  …が、個人的には、川姫の勝ち(笑) ← 勝負ぢゃないって!

  ●妖怪とは

本編には関係ないですが・・ 京極夏彦先生のお話によると、 その昔、妖怪は 今みたいな化け物みたいな "姿" ではなく、 説明できない不思議な "現象" を 指してたんだそうです。

 ----タトエバ「すねこすり」 暗い夜道などを急いでると、なぜか足が重く 思うように進めなくなり、 何もないところで、転んだりします。 これは、(目にはみえない)すねこすり という妖怪が、足にからみついたから… と想像されてました。 こういう不思議な現象を説明するために姿をあたえられたのが、 "妖怪"だと言われてます。 ----

「ゲゲゲの鬼太郎」の作者:水木しげる先生が 多くの妖怪達をキャラクター化?するまでは、 "妖怪=不思議な現象"だったそうなのですが、 今では、ぬらりひょん、小豆洗い、一反木綿、塗り壁、油すまし、砂かけ婆等々 あのキャラクター以外に思いつかないくらい普及してしまいましたねぇ・・ 個人的には、水木しげる先生の功績は、 ウォルト・ディズニーの描いた "白雪姫と7人のこびと" に 匹敵するくらい、あるいはそれ以上に すごいことだと思いますよぉ。

言って見れば"妖怪"は、人間の心が生んだ産物ですので、 いくら戦争したって死ぬはずもない…  いつまでも死なないのは、そういう由縁もあるのでしょうねぇ。

  ●小豆洗い

個人的に好きな妖怪 "小豆洗い"が、 当初、まったく役に立たない妖怪かと思っていたんですが・・ 意外な形で役に立っていたところが良かった。 ナイナイの岡村くんが役をしてるんですよねぇ〜・・ ラストシーンに近づくまで気がつきませんでした・・(^^ゞ いいところを持ってったなぁ〜 >>岡村くん(笑) 日本人でありながら、小豆や赤飯に感謝する思い(伝統?)を忘れてたなぁ〜・・ 感謝。 _(_^_)_

  ●水木しげるワールド

「ゲゲゲの鬼太郎」を見て育った世代には楽しめる映画だと思います。 妖怪の存在感が、ユーモラスで どんな悲惨な事もユーモラスに描く、水木しげるワールドと思った。

妖怪と"機怪(きかい)"との大戦争にしても、見かけ上・・ほとんど"戦争"をしておらず・・f(^ー^; 妖怪達は、"お祭り"と思って参加しているあたり・・ きっと 実際の戦争体験者であり、戦争で左手を失った 水木しげる先生の痛烈な風刺なんだと思うんだけど? それを、悲壮感ただよわせず ユーモラスに描いている。 そこら辺のさじ加減も ○ と感じました。

 「戦争はつまらんです。 腹がへるだけです。」 

この妖怪的な、水木先生(妖怪大翁)の台詞は 力が抜けててイイ! しかし、 これこそが この映画の もっとも大切なメッセージだと感じました。

他にも、「弱いモノイジメをしてはイケナイ」 「モノは大切にしよう」 「人(妖怪?)を見かけで差別してはイケナイ」 など 倫理的なメッセージが沢山あったように感じました。

子どもに見せてヨカッタ! と 心底 思える作品でした。

  ●イイカゲン が 好い加減?

とにかく妖怪達の 台詞というか・・リアクションが、人間離れして(当たり前か?) ユーモラスで、イイカゲン(笑) そこら辺の肩の力の抜けた 好い加減?が、楽しく見られました。

  ○少しだけ解らなかった部分

川姫が、「復讐は人間のする事。私たち妖怪は人を助け、愛する」 という台詞は、心にしみましたが、 その前に言った、"先住民族"というのが 誰? あるいは何?を 指すのか理解できず・・ まさか"アイヌ"とかではないと思うし、"妖怪"が人類の先住民族だったということかしら??? うーん??? もっと深い話????

  ●CG

CGは、適度に違和感がありましたが・・f(^ー^; まぁ〜、その みょうちくりんなタッチが案外、この世界観にあっていたようにも感じました。

  ●大人になった タダシ

大人になると妖怪は見えなくなってしまうんですよね・・(T.T) ですが、含みを持たせたラストも良かった。 おそらく、夜になって麒麟を飲めば、また子どもの頃に見た妖怪達に会えるのでしょう・・!? 無性に麒麟麦酒が飲みたくなったよ。 そういう意味、なかなか良い宣伝になってますねぇ(笑)

(評価:★4)

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