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[コメント] ドミノ(2005/米=仏)

とりあえず、懐かしの「ビバヒル青春白書」ファンは必見。スティーブとデビッドが元気に笑わせてくれます。ネタに使われながら哀愁を漂わせないあたり、まだまだ現役でいけるかも。って、映画的にそういう話ではないんだけど、そんな一面もあったりします。
スパルタのキツネ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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イアン・ジーリングとブライアン・オースティン・グリーン。TVスター時代から10年ぐらい経つ2人を最初からここまでの露出度で考えてたとすれば、外せばひつこくなる可能盛大なので、かなり大胆な脚本です(この部分が実話だったらびっくり仰天)。 おそらく、この2人は舞台のロスを演出するネタとしてクリストファー・ウォーケンらと同じくバウティハンターの取材クルーのメンバーに留めるところを、嘗ての有名人と言う、そのままながらも間抜けな役どころの演技が中々冴えているので、オープニングの車中からホテルの最上階にいたるまで、ほとんど全編に渡る役どころを追加したのではないでしょうか? この2人だったらあまり予算もかからないし・・・(失礼)。 そうに違いない(笑)

2枚目役者のルーク・ペリーやジェーソン・プリーストリーだったら、彼らのようなおとぼけの味は出せなかったでしょうね。これも間違いない(笑)

サインをねだるファンに「まだ生きてたの?」と言われるイアン。すっかり、冒頭のTVショーのネタ振りどおり劇中では“アイアン”って呼ばれてる(笑)。 それから、ブライアンもドミノを挑発して鼻を折られるなんて、(ビバヒル的に)女運の悪かったブライアンとして理想的じゃぁないですか。 おいし過ぎます。このような自虐ネタを難なくこなした2人に拍手を送りたい。 

終盤、その2人が"Celebrity Hostage([元]有名人の人質)"になったところで、ギャング?のボスが「お前の顔に見覚えがある」と言う落ちも笑えるし(見覚えがある程度、すなわち、やっぱり[元]有名人)、死ぬかもしれない局面でイアン・ジーリングがブライアンに言った台詞"Brian, I love you."なんかもビバヒルのお人よしキャラ「スティーブ」を髣髴とさせ笑える。 きっと2人の元には出演オファーが殺到してるぞ!!

映画としては、登場人物が多くて判りにくかったけれど、主演3人の描写はなかなか良かったです。(ビバヒル以外は一言だけか!)

(評価:★4)

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