[コメント] 野良犬(1949/日)
1.長髪の千秋実はあまりにも存在感(違和感?)あり過ぎ。どうでも良いシーンなのに何故か記憶の中に棲みついてしまった。
2.日本の夏は暑かった。もちろん、現代のほうが気象データ上は気温は上昇しているのだろうが、クーラーの無いあの当時の逃げ場の無い「暑さ」。三船の逃げ場の無くなった焦燥感と、廃墟から復興へと向いつつある東京の中で生きていく庶民の恐ろしくエネルギッシュな情熱とが全編に流れる「汗・汗・汗」に変換されて伝わってくる。
3.作品じたいの存在意義は言うまでもなし。日本映画史に占める「あるべき席」が当然用意されている。
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