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[コメント] 若者のすべて(1960/仏=伊)

重い映画だった。何かは人によって違うが何かを伝えようとしている。ビスコンティの作品に共通した見方がここにもあった。
kinop

ドロン演じるロッコが主人公であるのだが、彼と彼の周りの人々の存在を通して、人間の心に潜む苦悩、嫉妬、苛立ち、愛情を表現していた。ビスコンティは明確な何かを映画で主張するのではなく、見る人間に何かを感じさせる素材を提供しているように思う。私が凡人過ぎて伝えようとしていることを理解できないだけかもしれないが。見終わった後、はっきり言って重い気持ちになった。だが、何かが心の中に残ったような気がする。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)たわば[*] ルッコラ[*] ハム[*] muffler&silencer[消音装置][*]

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