[コメント] 椿三十郎(1962/日)
呼吸できず。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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椿三十郎と室戸の最後の対決場面で。
室戸のほうはコケにされたことで椿三十郎を許せなかったんだろうけど、椿三十郎のほうは、本当に室戸を切りたくなかったんだと思った。認め合っていたライバルに見えたから。
けれど、だからこそいつかは決着をつけなくてはならないのかもしれない。
登場人物すべての個性がいかされている。室戸の黒光りするような容姿は不気味だし、奥方と娘の、調子が狂うようなのんびりさは大物。最後にやっと見ることができた城代は確かにできる人っぽい。とらわれ人の使い方も愉快だし、若侍たちは椿三十郎の前だとかわいらしい犬みたいで頼りなげで対比が面白い。
椿と刀という組み合わせもすごい。
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