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[コメント] 赤ひげ(1965/日)

命や貧乏人と言う人間に物足りなさを感じつつも、豪放磊落な馬鹿っぽい赤ひげ先生が少し好きだったりする。
あき♪

正直な所物足り無い映画である。(黒澤にしては・・) やっぱり、一番物足りないのは人間描写と命と言うモノの存在が足り無い様に思う。

貧乏ってトコも、汚くて、臭くて、長屋に住んでいますでは、ちょっと、物足りない。貧乏人が普段何を食って生きているか、って言う生きている事の基本的なレベルまで見せて欲しかった。 (病人がいるのは世相が悪いからだ、みたいな臭い話してる場合じゃないっしょ)

後、命ってトコも物足りない、何だか、ある所に不幸な人がいました。 で、貧乏だから死んでしまいました、と言うだけでは少し足り無い様に思う。

せっかく命をネタに話があるんだから、生まれてくる命みたいな描写も欲しかった気がする(ベタだけど、この話自体相当ベタなんだからココまでやっても良いと思う)

でも、赤ひげ先生は好きだったりする。

心を病んだ病人見て、「こう言う事は良くある」とか、 暴力フルって、「こう言う事はしてはイケナイ」とか、もう

偉ェ、偉すぎる、あんた大統領だよ♪、とか思いました。

ホント、そのどこまで本気だかワカラナイ馬鹿さが素敵過ぎ♪

ま、全体的に時間が足りてないよな、が気になる映画でした。

(評価:★3)

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