[コメント] 乱(1985/日)
誰も書いていないので一応最初に歌います。「ランランララランランラン」byナウシカ
で、内容ですが、一文字秀虎は黒澤明自身を現しているのではないだろうか。また黒澤明もそれを確信犯で作り上げたのだという感じがした。
自分が一線を引いて新人監督に日本映画界を引っ張って欲しいと思っていたものの、あまりの才能のない監督の様を見て作った怒りの映画とも受け取れなくもない。1985年と言えば邦画低迷時期(適当だけどシネマスケープ映画目次1980年代日本映画を見てみると平均点3以下が大量にある)。低迷の原因としては日本の独自性や独創的内容よりも小手先の利益確保のアイドル担ぎ上げ企画、アニメの映画化を投入等が考えられる(適当)。
そんな新人を育てないバブルにまっしぐらな土地転がし本業疎か映画会社や、物質上の豊かさの台頭による貪欲さの低下が原因で勢いがなくなった邦画低迷時代に、自身の撮れなかった時代の怒りと日本映画界に対してのエールをブレンドしてぶつけてきた黒澤明は蛇足のピーターのセリフで終わらせて満足だったろうか?黒澤明は※サンフレッチェ広島の名前の元ネタである「3本の矢」コントを入れて満足だったろうか?
満足ではないかっただろう。「乱」じゃなくて実力の差をもっと鮮明にした作品を撮り上げ映画ヲタな若者の尻を叩いて欲しかった。80年代を反映させて「7人のギャル侍」「隠し砦の3愛人」とか。
2002/7/24
※「3本の矢」を巧みに利用し言ってます↓「乱」より面白いかったり?
[チームの由来]”SANFRECCE”は日本語とイタリア語の複合語で3本の矢を意味します。このチーム名は広島に縁の深い戦国武将、毛利元就の「3本の矢」の孤児から、広島のプロサッカーチームが、広島財界、行政、一般県民市民の三位一体の力によって支えられている事を示している。「3本の矢」の意味するところは、チームスポーツの基幹をなす”技術”、”戦術”、”体力”の三要素、選手個々に必要とされる”心”、”技”、”体”の三原則にもつながっている。以上のことを踏まえて、今後、広島のプロサッカーチームが大きく世界に飛躍することを願って「サンフレッチェ広島」は命名されました。(カルビーのJリーグチップスのカード裏面より)
ちなみに私は鹿島アントラーズファン。
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