[コメント] 秋日和(1960/日)
日常の中に迫り来る変化。
(それにしてもなんだか、妙に楽しいピクニックシーンでした。)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
一列横にならんでピクニックか、いいなあ、 ああいうピクニックがしたいものです。
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冗談はさておき、 この映画は、なかなか語るのが難しい。
おそらくそれは、「家族」が中心に扱われるテーマなのですが、 おじさん達のつくる笑いが、テーマをかえってぼやかしている ように思われるからだ。しかし勘違いしてはいけない。
それだけに、かえって強調されていることがあると 思う。
日常のなかで、知らぬ間に変化が起こっているという こと。
おじさん3人の発言を、セクハラとかなんとかいうひとも いるが、男性には生きづらい世の中になった ものである。大事なことは、女性についていろいろいいながら、 男性は年をとっていく、ということだ。
秋日和という表題が示すように、この映画は本当は人生の秋を テーマにしているのかもしれない。 豊穣の秋、春は回顧されるほかないのだ。
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中年男女の世界が一方にあり、
若者たちの世界が対比的に映し出される。 そこに自ずから、人間の生活の意味が映し出される。 このあたりが、すばらしい。
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