[コメント] 007 カジノ・ロワイヤル(2006/米=英=チェコ)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
上記の「クレイグ」くん、アバターで顔や髪形決める時に、深く考えず「黒人」にしました!なんかそれが一番かっこよかったんだもん。
さて、『トゥモロー・ワールド』でも書いたんだけど、数年前に見かけて、お気に入りだったクライブ・オーウェンとダニエル・クレイグが大成したことが素直に嬉しい。
最初にダニエル・クレイグを映画で見たのは『ホテル・スプレンディッド』。変わり者ばかりが集まるホテルの料理長役。いかにもイギリスっぽい作品の中でとても爽やかな印象でしたが、トニ・コレットとの濃厚なラブシーンで、肉体美の片鱗を見せていた。
次は『トゥームレイダー』。どちらかといえば「いなくても良かった役」だったので、印象に薄い人も多いのでは(「2」では存在自体消された。)。その中で、とても無意味な全裸サービスショットがあり、かなり完成された肉体美を披露していた。カラダを鍛えている知人曰く、「あれが目標」だったそうです。
『10ミニッツ・オールダー』という15人の有名監督の10分オムニバス映画があり、マイケル・ラドフォード監督の作品に主演。とにかく箸にも棒にも引っかからないような「クソ作品」が多い中(最悪はゴタール)、とても印象的ないいお話で、15作の中でも一・二を争う名作だったと思います。これは監督のおかげかもしれませんが、あらためてダニエルの魅力発見。
そして『ロード・トゥ・パーディション』なんですが、その主役はあくまでトム・ハンクスなので、とりあえず「救いようの無いダメ男」を好演。どちらかというと「性格悪そうな顔」モード全開。おそらくこの人のイメージは、「この顔」なのかと思った。だから007に決まった時、大ブーイングだったのでは?と想像する。
グウィネスと共演した『シルヴィア』を見逃したので、最近は『ミュンヘン』『ジャケット』で、主人公の側で脇を固めていたんだが、これらを観た時には、すでに「007」が決まっていたあとだったので、「そのひとが007になるのかなぁ」と不安と期待が半分。
そう、決定のニュースがあまりにも突然で、それまで数多くの俳優の名前が挙がっていたが、ダニエルなんて微塵にも想像してなかったから、「え゛っ!」が第一声でした。もう一人のお気に入りのクライブ・オーウェンの名前も出ていたので、「アゴと胸毛が選考基準?」とか考えていたので、「ダニエルの胸毛って、ほとんどなかったのでは?」とか思ったし。ブロンドがどうとか考える前に。
・・・という俳優問答で、またしても長々と書いてしまったが、とにかくほとんどの方と違い、僕には「ダニエル・クレイグ(が007を演じている)映画」という思い入れいっぱいで観たので、すこし冷静な判断が出来ません。「大ブーイング」転じて「好評価」に変わった時は、我がことのように嬉しかった。
実際にわが目で鑑賞できたのが、公開から一ヶ月以上たってからで、待ちに待った甲斐がある、とてもいい作品だったと思います。イメージと違ったのは、「カジノ」や「ポーカー」だ題材だったので、「いかに相手側のイカサマを見破るのか?」という見せ場があると思いきや、イカサマ0で、純粋に駆け引きだけの勝負だったので、ビックリ。僕がル・シッフルだったら、まずディーラーを買収するんだけどね。
ちょっとだけ気になったのは「予告編」で重要なアクションの見せ場をほとんど見せてしまったこと。そこだけ工夫して欲しかった。(トランプ破くシーンが予告編に無かったっけ?)。もうひとつ、追記。エヴァ・グリーンとパッと見似ている人妻役の女優さん。最初、エヴァが出ていると勘違いしていたのは私です。さらにこの映画のパンフレットでも、エヴァと同じぐらいの掲載率。まさかパンフ製作スタッフも間違えた?
オープニングクレジットと主題歌は150点あげます。
というわけで、書きながらもまだ冷静ではありませんので、文章がやや乱れてると思いますが、勘弁してください。それだけこの俳優さん好きなんです、僕。
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