[コメント] 硫黄島からの手紙(2006/米)
観てる自分は日本人だから、なんかどうしても「つくってもらった」感が抜けない。描かれ方がどうであれ。
特に何かを掘り下げることもなく粛々と進む物語は、わたしには何だか手触りがつるつるしていて、心にザクッと刺さるどころか棘がチクチク心の肌に引っかかることもなかった。恐らくは、日本の戦争映画(但し平成以降のは除く)は結構観てるのに、ハリウッドの戦争映画の鑑賞数は少ないという、わたしの映画経験のせいもあるのだろうけれども。
でもやっぱり、「つーかだるくね?」的な二宮君のボヤキ節はフランキー堺の独白には比ぶべくもないし(『私は貝になりたい』)、中村獅童の狂気は薄っぺらで(なんか別の意味で痛々しい…)、黒沢年男や天本英世の前では赤子の鳴き声だ(『日本のいちばん長い日』)。
ペペロンチーノさん、わたしも、わたしもですよぅ…
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