[コメント] パットン大戦車軍団(1970/米)
政治家としての才能ゼロで軍人としての才能に突出したおっさんの話。戦争そのものの描写よりも、戦争を通じて一人のおっさんの生き様、美学、苦悩を描写することに徹した点が成功している。『アラビアのロレンス』ほどドラマチックでもなく、『ラストエンペラー』ほど壮大でもないが、パットンという人物の抱える多面性をみせることにより、単なる一軍人のヒーロー化にもならず、陳腐な反戦映画にもなっていない良作。
(ろびんますく)
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