[コメント] 夜顔(2006/仏=ポルトガル)
接客業の挙動を精密に再現するはたらくおじさん的ドキュメンタリズムが個室に“微笑メタボ”ミシェル・ピコリの身体を囲い込み、台詞を喪失した彼が一個の生命体として抽出される。
その際、われわれは緩みきったその下顎部の蠱惑な動きから目が離せなくなる背徳感に襲われる。イヤらしいほどにふざけたあの鶏はこの生命観の究極なのだろう。
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