[コメント] ハプニング(2008/米)
昔、好きな作家と聞かれて「O・ヘンリー」って答えたら。先生はなんか、ああ、一発どんでん返しのあの作家・・・なんて感じで苦笑した。本作のシャマラン監督は何気なく凄いと思う。一発オチで有名で、「もうシャマランよ(笑)」なんて扱いされてたけど、それだけの人じゃないと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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なんといっても、説明しない説得力が凄い。
この映画を『鳥』と比較する人は多いと思う。わけも無くああいう事態になって、わけもなく終結。明確な説明もない。それが妙な説得力を生むのは、ひたすら実直な描写力に裏打ちされたものだと思う。
ついでだけど、何の緊張感もなく死ぬ表現も印象に残った。
じっくりと芝刈り機チェックして、あ、動いた、動いたぞーって離れて、平然とあんな事・・・これが日本映画なら、「うわー」とか「あひょーん」とか絶叫する描写になって観客が苦笑するとこなのに。
結局、人間だって特殊な刺激に反応する,只の一つの生物なのさっていう事なのか?
というか、きっと本当は、監督にとってそんなのは後付けの理屈なのだろう。本当は理由なんてどうでもいいのだ。漠然とした恐怖というか、実は自分たちなんて大した認識能力もないじゃないかという事を過負荷の極限状態で示したかったのだろうと思う。
ただ、(これは脱線もいいとこだけど)森や草原が敵に回るのは悲しいな。
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