[コメント] 僕らのミライへ逆回転(2008/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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原題は「BE KIND REWIND」。韻を踏んでいるというか、ダジャレのような感じもするが、「(返却の際は)巻き戻してくれるとありがたい」という意味なんだろう。 ま、私の英語力はアテにならないのだが、少なくともREWINDは「逆回転」というより「巻き戻し」だよね。 ストーリーとダブルミーニングの秀逸な原題だと思う。邦題はヒドイ。
要するに「RE」のお題目映画なのだろう。
映画をリメイクするだけではない。 街をリニューアルする計画。店長はビデオ屋をリニューアルしようと努め、店長の伝言はメモを裏返し(リバース)して意味を知る。 おそらくこの映画に込められたテーマは、リセットであり、リスタートであり、リフレッシュなのだろう。
意図はよく分かるし、悪い話じゃない。 ただ、粗すぎる感が否めない。アイディアに溺れてしまったようにも思えてしまう。
例えば、唯一製作過程を詳しく見せている『ゴーストバスターズ』が(私は)思ったほど笑えなかった。期待したほどおバカでもなかった。ここでもっと笑えていれば、「面白かった」と評判になるのも飲めたかもしれない。ビデオ屋の客と一緒に「もっと他の作品も!」と思ったかもしれない。20ドルも払って会員になろうとは思わなかったなぁ。
そもそも、この街がどんな所でどんな人々が住んでいるのか分からない。 その街の名(ハーレムじゃなくてどこだっけ?)を聞けば、アメリカ人なら分かるのだろうか? その土台が分からないから、その後の展開も分からない。 え?なに?なんで街中で史実をデッチあげるわけ?街を守りたいの?ビデオ店を残したいの?自分たちが映画制作に参加したいだけなの?よほど娯楽がない街なの? このあざとい商売する店に、みんな何を期待してるの?
いや、それ以前に、全ての登場人物の行動目的が最初っから全然分からない。 何でジャック・ブラックは店に近づいちゃいけないなんて店長は言ったの? マイクは店長に何の恩義があるの? 店長は何を思ってそんな嘘を何十年も言い続けていたの? (一応全部説明はしてるけど、全然説得力ない)
これ、アメリカ人なら分かる映画なのかなあ? 例えば、「ジャンル分けシンプル」で「種類が少なく」「同じ作品が大量」というDVD店のクダリ。これ、ツ●ヤという店名なら日本人は大ウケするだろうよ。 それと同じことなのかなあ?
意図は分かるし、アイディアも面白い。いい話であることは分かるんだけどなあ。
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