[コメント] ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008/米)
これ、この設定無いと語れない話?(2009/02)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この話、「老人で生まれ、若返っていく」という突飛な設定を使わないと語れない内容でしょうか? 大切な人との別れ(死)は、たとえ老人の体で生まれなくとも遭遇するものであるし、そもそもその人数は老人で生まれようと普通に生まれようと変わらない筈。(精神的な部分に関しては、通常どおり幼児として生まれ、老人として死んで行ったのか? その設定も曖昧にしか提示してくれていないため、感情移入しづらく、混乱が起こった。)どうも、ファンタジー要素が、上手く物語の構成に絡められていない印象を受けた。従って、なんとなく全編さほど飽きずには見られたものの、映画が終わったあとは、「……だから何が言いたかったの?」と首をひねることになり、「ブラピの七変化を見ただけ」といった薄い印象しか残らなくなってしまった。
とはいえ、戦争シーンの弾丸がスクリーンに向かって飛んでくる描写には大変興奮した。私のこの映画の一番の見所はここ。
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