どんな映画かと思って見てみたら、思いっきり娯楽作だった。

話自体はすごく考え込むとか頭を使うとか心理描写が… といったものではないし、想定の範囲内での帰結。 突っ込みたくなる個所が、人によっては多々出てくるにしても。

それらを補って余りあるほどに、見せ方がうまい映画だと思う。

構成で1つ1つのストーリーの弱さは補われてる感じだし。 スタイリッシュな映像で、音楽はここぞとばかりに場面を盛り上げる。 まさに「映画という娯楽」を存分に味わわせてくれる映画だった。

が、これだけだったならば。 結構面白い映画だったなーで自分の感想は終わったと思う。

ダメ押しが、エンドロール直前のキャスト紹介の映像。

正直、ここなしで終わっていたら印象が違ったんじゃないか？ と思ってしまうくらい、自分はこの映画の印象を底上げされた。

テンションあがる音楽に、すんごいかっこいいキャスト紹介。 ストーリーがどうとかって、いつも映画見た後に考えるようなことは 全部ぶっ飛んじゃって、単純に見入ってしまう。

特に子供時代からの役者さんの映像が並んで出るシーンが、すごくかっこいいの。 なんか映画っていうよりは、TVとかPVっぽい感じ？

その合間にインドならではの、ダンスシーンがはさまりーの。 最高にかわいかった子役のダンスシーンもありーので。

それを見ながらこの映画を回想してると。 音楽の力もあってか、なんかこう熱くなれました。

が…映画全編を通して、一番楽しかったのがここだったりするのもどうなんだろう？ まぁ、全てがあってこそ、なんだけど！