[コメント] 3時10分、決断のとき(2007/米)
マンゴールドのクローズドな演出力はダイアログで魅力を発揮する。クリスチャン・ベール宅での晩餐、或いはコンテンションのホテルに於ける窓際での対話のテンション。一方で、空間演出、アクション演出は実直過ぎて凡庸。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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キャスティングは総じてよい。ラッセル・クロウはこれくらいの出来は当然と思うが、やはりベン・フォスターが出色。ベールも切なげでよい。
全般にテンポはゆったりめだが、クロウ一味の狡猾さ、残虐性を表現する箇所ではうまく緩急を付けている。フォスターがコンテンションの住民を金で釣って味方につけ、白旗を上げた保安官を銃殺する件りのエモーションの高め方の巧みさ。また、ここでクロウがベール親子に向かって「俺を説得してみろ」と問う迫力。正直、この問いに明確な答えを用意してくれたほうが好みだったが。
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