[コメント] イングロリアス・バスターズ(2009/米=独)
ヴァルツももちろん素晴らしいが、レア・セイドゥーを必要以上にフィーチャーした冒頭にこそタラちゃんの先見性を感じた。セイドゥーはリドリー・スコットの『ロビン・フッド』にも出たし、無視出来ない個性派女優だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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肝心の5章がイマイチ。詰めが甘い。
例えば、ハマーシュマルク(ダイアン・クルーガー)の最期のシーン。名探偵ランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)が現場検証で靴とサインを見つけるシーンを見せておいて、上着の右ポケットから出てくるモノが「そうです! 靴です!」では面白くもなんともない。「どうせ靴なんだろうな」と思っているところに、そこそこの時間をかけて靴を出されても「いや、まあそうでしょうね」としか言えないではないか。ここは現場検証のシーンをカットしたうえでいきなり靴を出すか、もしくは靴ではない別のモノを出すべきであった。
作戦が成功してしまうことに関して言えば、フィクションだろうがノンフィクションだろうが別に好きにやれば良いと思うが、そういうことならもっともっと面白くしてほしい。攻めてるように見えても結局は逃げなのだから、こういうやり方は。「ヒトラーもゲッベルスも殺っちゃった! どうですかお客さんこういうの!」レベルで止まっているように感じた。ラストだけなら、正直『ワルキューレ』の方が良い。
「首つり自殺ミスったんか」と思うようなレイン中尉(ブラッド・ピット)の首など、ああいうディテールは嫌いではない。
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