ラストの美味し過ぎるレスタト復活で無条件降伏の＋1。ブラッド・ピットとキルスティン・ダンストの苦悩なんぞイカリでも付けて漆黒の大西洋に沈めてやれ！！アントニオ・バンデラスの嘆きなど対岸のボヤだ！！見たか、あのクリスチャン・スレーターのマヌケ面！！ただ1人物語を軽く笑い飛ばすノリノリのスーパースター、これはもう最高以外の何でもない！！主役と登場時間が必ずしも一致するとは限らないのだ。

これは常々思うのだけれど、トム・クルーズという人は本当に作品選びが上手い。個人的な作品の好き嫌いとか共演者・監督への評価はともかく、上手い時期に美味い作品に出ていると思う。彼の作品暦をザッと眺めれば、アイドルとして来る所まで来たら、「『トップガン』のまま行っちまったら、あかん！」とばかりに、大物俳優との共演や社会派的作品への積極的アプローチを展開し、「役者」としての地位を確立。そこへ落ち着くのかと思いきや、いきなりこれ。そして、『ミッション・インポッシブル』へ・・・なのだから、もはや呆れるしかない。まさに天の運気か幸運の女神かでも味方に付けているようだ。スターとは何たるか、現代ハリウッドで最も体現している男だと思う。

しかし、まぁ、こんな脚本（それとも、オチは監督の暴走！？）に少なからず当時注目株であったであろう面々がゾロゾロ出ているとはみんなもよっぽどトム・クルーズの事が好きなんですかねぇ・・・。（笑

・・・って、あれ？映画の内容に関するレビューは？（アホ