[コメント] 股旅(1973/日)
ディスカバー・ジャパン。今見ると宇宙人か異次元の出来事に思えるが、当時のヒッピーには共感を持って見られたのカモ。
今見ても結構新鮮で面白い!!
「日本版アメリカン・ニュー・シネマ?」としか言いようがない。市川昆は「若い男の色気」みたいなモノをすくい取るのがうまいですね。主人公の若者三人の様子にウットリします。
殺陣も『木枯らし紋次郎』気味で、振り回し殺法がリアル。立ち振る舞いや所作、儀礼的なやりとりもとても興味深い。農村から抜け出して、自由に生きるのかと思いきや、渡世人の世界には「仁義」という規律もあって、よけいに過酷な締め付けにあったりして。
そんな世界を軽やかにリアルに、共感を持って描いて見せて、なかなかの「名作」です。必見。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (4 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。