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股旅 (1973/)

[Drama]
製作葛井欣士郎 / 富沢幸男 / 大岡弘光
監督市川崑
脚本市川崑 / 谷川俊太郎
撮影小林節雄
美術西岡善信 / 加門良一
音楽久里子亭 / 浅見久雄
出演萩原健一 / 小倉一郎 / 尾藤イサオ / 井上れい子 / 常田富士男 / 夏木章 / 加藤嘉 / 大宮敏充
あらすじ一宿一飯のより所を求めて、番亀一家の軒先で仁義を切る若者達がいた。源太(小倉一郎)、信太(尾藤イサオ)、黙太郎(萩原健一)の三人は、百姓稼業に嫌気がさして渡世の道に飛び込んだ身ながら、まだまだ半人前。早くどこかの親分から杯をもらい一端の渡世人になりたいと思っている。そんな源太が、家族を捨てて行方の知れなかった父・安吉と偶然再会する。しかしなんと安吉は、番亀と対立する赤湯一家の手先としてが番亀の賭場で事件を起こしてしまう。怒った番亀は、一宿一飯の恩義をたてに源太に父・安吉の首をとってこいと厳命。親を斬って渡世の義理をはたすと息巻く源太。いくらなんでもと、信太と黙太郎は止めるのだが。 (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全29 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5確かにナレーションに関しては行き過ぎた感があるにせよ、市川崑が当時の映画界に夜討ちをかけようとした思いは確かに伝わってくる、まさにATGならではの自由さ溢れる秀作である。 [review] (ナム太郎)[投票(4)]
★5ディスカバー・ジャパン。今見ると宇宙人か異次元の出来事に思えるが、当時のヒッピーには共感を持って見られたのカモ。 今見ても結構新鮮で面白い!! [review] (ボイス母)[投票(4)]
★5アッシも「あの時代」に青春だった者でござんすが、いまさら懐メロとして観ちゃ、あまりにつまんねーってもんでしょう。ということで「あの時代」には触れずにいうと、股旅ものとしてもっともリアルなんじゃないの?って感じです。あたしは黒澤明の『羅生門』のチャンバラシーンの情けなさのリアルを思い出したのでした。いつの時代でも、9割は「かっこつけ」じゃないかな。 (エピキュリアン)[投票(1)]
★5はい、その当時のヒッピー(笑)ですが、あの情けないラストにはチョー感動しました。なんせ70年の三島由紀夫の自決を引き金に、「死に様」なんて言葉まで流行った時代でしたから。啖呵切るところなんて大笑いさせてもらったものです。 (まご)[投票(1)]
★4前年TVシリーズ『木枯らし紋次郎』を撮った市川崑が皮肉ってみせたモノ。 [review] (sawa:38)[投票(4)]
★4カッコ悪さをカッコイイと思わせた邦画界の筆頭は萩原健一だろう。この異才の存在感がこの作品の半分を支えた。もちろんもう半分は監督の力量なのだが、そう言い切ってしまっていいほどこのコラボは成功していた。残念なのはところどころに見られる緊張感の欠如。 (tkcrows)[投票(3)]
★4ボロボロの三度傘にヨレヨレのいでたちで殺陣はへっぴり腰、水呑み百姓嫌さに渡世の道に入ったはみ出し者のあんちゃん達ならコレが当然の姿。無様で寒々とした渡世人の真実。 (マッツァ)[投票(1)]
★4こういう切り口で作られたら、いつ観ても楽しめる映画になるんだなぁ。 殺陣がカッコ悪くてリアル。若者が虚勢を張るのはいつだって、痛いし怖いもんなんですよね。 (PINHOLE)[投票(1)]
★4様式美と現実の、かけ離れた差を見せつける映画として興味深い。同時に、リアルでもあるし、映画でもある。まさに奇跡のバランスとも言える一本。 [review] (シーチキン)[投票]
★4堂々としていない連中の話なのに、語り口ははっきりしている。 [review] (t3b)[投票]
★4未熟ながら個々の意思で生きようとする若き渡世人たち。そこには群でしか行動できない者への、市川&谷川からの痛烈な批判がある。 (ぽんしゅう)[投票]
★3秋の野を枯れ葉のように風に転がされてゆく男たちの、紙屑のような生。寒々しい風は吹き抜けてゆき、後にはなにも残らない。 [review] (水那岐)[投票(4)]
★3もがけども、どこまでもカッコ悪い真夜中の股旅ボーイ。 (たかやまひろふみ)[投票(2)]
★3出てくる俳優が有名無名問わずみんないい顔をしていて、ほとんど日本いい顔大会の様相。小倉一郎の父・大宮敏充や番亀・二見忠男といったおっさん連ばかりでなく若者もまたいい顔をしているのが嬉しい。萩原健一はまあ当然としても、尾藤イサオがこんなにいい顔俳優だったとは知らなんだ。 [review] (3819695)[投票(1)]
★3一寸の虫たちに宿る五分の魂の切ないおらびを聞いた。逃げ出すことしか自分を表現する方法を思いつけなかったこの若者たちの情けなさやいじましさは、この作品の作られた1970年代の時代相を含みつつ、それを超えて意外なほど我々に近しく迫ってくる。 (ジェリー)[投票(1)]
★3青春とはこんなもんなのかもしれませんね。 [review] (chokobo)[投票]
★3アナコンダ』よりも『パイソン』よりも恐ろしいヘビ。 (黒魔羅)[投票]
★3リアルとは言い難い。既存の様式を廃したところになにかあるかも、なにか降臨するかもという「ナニカ待ち」の映画。 [review] (G31)[投票]
★3毎回同じ事言うんだから、履歴書みたいに紙に書いて渡せばいいのに。 (カレルレン)[投票]
★3小倉一郎の父を演じた大宮敏充の酩酊具合がたまらない。 (kenichi)[投票]
★3ダサ格好悪いやつらだなー。(←全然フォローになってないw) (TOMIMORI)[投票]
★2信太(尾藤イサオさん)の汗がやたらと映画的。しかし編集が悪い。リズムを感じない。しかも途中の説明ナレーション、ことのほか最悪。 (リヤン)[投票(1)]
Ratings
5点10人**********
4点17人*****************
3点27人***************************
2点1人*
1点0人
55人平均 ★3.7(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ATG映画の奥は深いぞ (町田)[投票(14)]続・キネ旬ベスト10・最多ランクイン監督は誰だ!  (ぽんしゅう)[投票(8)]
時代の痕跡ーATG公開作品(70年代日本映画篇) (ぽんしゅう)[投票(5)]おいらの青春 (まご)[投票(3)]
時代劇、再発見! (ボイス母)[投票]
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