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[コメント] 悪魔の手毬唄(1977/日)

重く大きくのしかかってくるような山を背にした金田一の点景、この美しさ。日本の山村ってこう撮ればいいんだ、と惚れ惚れ。
おーい粗茶

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







犯人の犯行動機にはかなり納得できた。○○が△△と愛し合い結婚したがっていることが、おさえつけてきた積年の憎しみの感情にキリキリ重圧をかけてきたのだろう。ただの私怨ではない、これはやらなければいけないこと…、苦悩の中で悪魔がささやく(本当は人間が自分が作り出す)口実が哀しかった。

欲を言えば、ラスト金田一が磯川警部にかける言葉はないほうがよかった。この秘めたる思いのことは、この映画の「言わぬが花」だと思っていたので。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)sawa:38[*] Myurakz[*] けにろん[*]

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