[コメント] レ・ミゼラブル(2012/英)
ミュージカルに対する造詣が浅いせいもあるだろうが「民衆の歌」には大いにやられた。これほど揺さぶられたミュージカル映画は初めてである。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この一曲を知れただけでも観る価値があったと思える。特にラストでの圧倒的な迫力には鳥肌が立った。ミュージカルであれば基本的には屋内なのであそこまでに力強い演出はできないが、映画であれば空間的な広がりを持たせることも多くの人にアンサンブルをさせることも可能でありそれが素晴らしい多幸感につながっていたように思う。
キャストもそれぞれ素晴らしかった。何より全編ちゃんと歌っているにもかかわらず、がっかりするレベルで下手なキャストがいないというのが良い。これは至極当たり前の話なのだが、意外に守られていない作品もあったりするので、ここは特筆しておきたい。
何せ悪役のふたりのはまりっぷりと言ったらない。ヘレナ・ボナム・カーターの初登場シーンで思わず吹き出してしまったし、サシャ・バロン・コーエンも非常にいやらしくて良かった。
それにしても、「彼の人生に私はいらない」かぁ・・・。こう言わざるを得ないのは辛いよなぁ・・・。と、性別は違えどもそんなことも思える作品でありました。
(2012.12.21 シネプラザサントムーン)
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