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[コメント] ヴェラクルス(1954/米)

 何だ、その歯は?気になるじゃないか。個人的には、あの大宴会にランカスター達が乗り込んでいくシーンだけでも5点差しあげたい。
にくじゃが

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 なんといってもランカスター。黒っぽい服装、あの男前な食べ方、なんかよくわからないけど自信たっぷりなその態度、銃の腕ではクーパーに負けっ放しなのに(他もか)それに気付いていないらしいところ、毎日使っているくせにいまいちな銃の扱い方(ホルスターに納めるときに滑らかなのは最後だけ)、それにあのニヤつくときの、歯。

 何であんなに白いんだ。磨いているとは思えないが。なんかあるとあの歯で「ニタ〜」。おまえ怪しいぞ。そんなにニヤついてたら、そりゃ子分だって気付くよ。

 ラストは、なんだろう。銃を見て、ちょっと荒っぽく放り投げてたけど、もしや、弾切れ?でもそんなの自分で気付くよねえ。わざとか?クーパーや、他の革命軍の誇りに道を譲ったのか?わざとだったらますますかっこいいぞランカスター!男前だ!ビバ・ランカスター!

 この話では、「銃の使い分け」がなされていることもチェック!至近距離(5〜6メートル?)では6連発、それ以上ではウィンチェスター銃や散弾銃(革命軍はこれが多そう)、あとマシンガン(手回し式。古っ!)。火器類としては大砲まで登場。豪華ですねえ。

 ああまたどうでもいいことですが、ランカスターのガンプレイ(6連発のみ)もチェック。はじめに酒場で瓶を撃つときは2/2(弾/秒)ノーマルモードとしてこれはとろいですね。  その後、広場で仲間(?)を撃ち殺すときも2/2。ですが、この時は後ろ向きで相手を撃つ(至近距離だからできたんだよね)というちょいかっこいいやつなので大目に見ます。  そのあと、馬車が奪回されるシーンで2/1.5というプレイを見せてくれますが、これは撃鉄用の手を添えてません。もしかしたら、敵側のかもしれないですね。  精度は高いのですが、彼のガンプレイはほとんど至近距離からだと言うことを考慮に入れなければならないでしょう。銃をホルスターに納める仕草では、もう、ねえ、クーパーの流れるようなしまい方と比べちゃあかわいそうってもんでしょうけど、くるくる回したあとに一回動作が止まるその止め方がなんだかルーズですね。3回に1回は取り落としていそうです。

 なお、ランカスター帽はちゃんと頭からとれております。ただ、「あごひも式」なので、首のうしろにぶら下がっています。革命軍との戦闘中、馬から引きずり降ろされる際にも、その衝撃できちんと脱げます。さらに、もみ合いの際には、帽子が前面に来てしまったり(そこで切り替わり)。

 つい長くなってしまった。さらに蛇足だけれど、『山猫』見ると二倍楽しめること保証しまっす!

(評価:★5)

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