[コメント] ケープ・フィアー(1991/米)
誰の心にもマックス・ケイディは潜んでいる。当然、トラヴィスもいるしラモッタもいるしパプキンもいる。それらは何かしら人間の心内に隠れ住んでいるのだ。普段、人間のダーク・サイドは表には出ないが、ふとした事で、心の中で眠っていた悪魔が目覚める・・・・。「オマエハオレカラノガレラレナイ」
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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全編を覆う過激なブラック・ユーモアや欲ムキ出しの犯罪者心理、随所に見られる宗教的な暗示など、あまりにもスコセッシイズムが濃厚なので、好き嫌いの分かれそうな映画だ。一般の人が観たら「怖い」というより「ウザったい」、「生理的に受け付けない」みたいな不快感を覚えるだろう。
サスペンス映画によくある「怖さ」は無い。ひたすらウザイ、キモイ。それこそがマーチン・スコセッシの映画である。
ソウル・バスの魅惑的なタイトルロールから始まり全編古めかしいサスペンス映画へのオマージュで盛り沢山。映画オタクのスコセッシらしく、絵画的なフレーミングや大胆なクローズ・アップ、50年代のB級映画を思わせる場面展開など、少し暴走気味な印象も受けなくはないが大いに楽しめる。
ロバート・デ・ニーロの生理的嫌悪感を煽る役作りも徹底しており、観ているこっちまで胸クソ悪くなってくる。でもスコセッシの映画の主人公ってみんな同じような妄想犯罪者、ストーカーばっかりなんですよね・・・・・。
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