★3 | インテリ中年の嫌味で俗っぽいコメディ的な物語を侵食する不穏な若者の「物語」……という構成はスリリングだが、終盤は失速。クロード役エルンスト・ウンハウアーの不機嫌美少年的マスクは印象に残る。 [review] (MSRkb) | [投票] |
★3 | 中産階級一家の空疎な生活に「創作」を通して人間らしい苦悩を仕込み、一家をマイナス方向へ覚醒させるという、閉塞状況をかかえた労働者階級の青年の無意識の復讐が、生徒の凡庸を愚痴り、陳腐なアートに翻弄されるインテリ中産階級夫婦をも飲み込むという悲喜劇。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 虚実ない交ぜの語り口が流麗で闊達なのとプチブル夫妻を主人公に置いた点でアレンのようだという言説は免れないが、パゾリーニ的トリックスターを混入させ撹乱する。途中まで圧倒的におもろいのだが、終盤はどうにも強度が不足。ラストは寧ろ凡庸だ。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | ウディ・アレンコメディーをうーんと人を悪くしたような映画。ほんと、オゾンは人が悪い。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票] |
★4 | 下世話な覗き見趣味を満足させる、魅惑的で刺激的な映画ではある。それにラストシーンのカットはなんとも洒落ていて、見終わった後に「さすがはフランス映画」という心地よさを残す。 [review] (シーチキン) | [投票] |