[コメント] ある過去の行方(2013/仏=伊=イラン)
「あれは事故だった」
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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なんて悲しい、サイテーの台詞。仲村トオル似のこの男、突然このシーンからイメージが変わる。「あなた、まだ彼女のことを・・・」「今頃気づいたのか」。マリーには考えもしなかった台詞の連続。そして彼は、従業員の女を責める。しかし、妻を苦しめたのは、彼女ではなく自分の行動だったということに気づいていない。いや、彼女が店から立ち去るときに、なにかの思いがあって、呼び止めるが、もう彼女は道の向こう。時すでに遅し。この瞬間にでも、妻や子供を傷つけて裏切っていたのは自分だと気づいていたのだろうか。
それはマリーも同じ。メールを送った長女を激しく叱責するが、「その原因」が「自分」だということを棚に上げている。そのあと、出て行った長女を呼び戻すが、少しは自分のことを顧みたのだろうか?
最後、サミールは自分のコロンを妻の鼻先へ。そして手をぎゅっと握りしめ、語りかける・・・。まさかこのシーンで映画が終わるとは思わなかった。
アマードやマリーや、子供たちは!???えっ?本当に映画として伝えたかったのはなんだったの?もうアマードたちの件は決着ついたの?かなりびっくりした。
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