[コメント] マジック・イン・ムーンライト(2014/米=英)
他愛ない、としか言いようがないが、ここまで完璧に「他愛なく」作ることこそが名人芸なのだろう。
おばさん(アイリーン・アトキンス)宅の前庭、或いはエマ・ストーンがブランコに乗っている林の中のシーンでの陽光の柔らかさ。そして、中盤のダンスパーティのシーン、照明と煙草の煙でホールが朧げに明るく浮かび上がる様は、ハッとさせられるくらい美しい。
『ギター弾きの恋』『ミッドナイト・イン・パリ』なんかと同様、このあたりの時代設定はアレン映画の1つの系譜だが、すべからく多幸感に溢れている。
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