[コメント] 無伴奏(2015/日)
これも暗い画面が心地よい。そしてそれは、二つの異空間−名曲喫茶「無伴奏」と竹藪を抜けた茶室−の見せ方が良いということだ。どちらもローキーに徹している。特にこの茶室。増村保造の『千羽鶴』を想起する。
あれも、茶室のある家へは小さなトンネルを抜けるのだった(と記憶する)。また本作は、竹藪の入り口を見せない、見せる必要を感じさせない、という「映画的な省略」というか、逆に「必要十分であるという確信」というか、がいいのだ。
そしてメインキャストの4人は皆怪演だ。特に成海璃子の科白と科白回し。そして太い声。絶妙に「あの頃っぽさ」を体現する。
#やはり、成海と 池松壮亮の濡れ場はなかなかのものです。
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