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無伴奏 (2015/)

[Drama/Romance]
製作重村博文 / 川村英己 / 西田宣善
監督矢崎仁司
脚本武田知愛 / 朝西真砂
原作小池真理子
撮影石井勲
美術井上心平
音楽田中拓人
衣装宮本茉莉 / 江頭三絵
出演成海璃子 / 池松壮亮 / 斎藤工 / 遠藤新菜 / 松本若菜 / 酒井波湖 / 仁村紗和 / 斉藤とも子 / 藤田朋子 / 光石研
あらすじ1969年。学生運動が熱波のように地方にまで広がりを見せ始めていた時代。仙台の女子高生、響子(成海璃子)はご多分にもれず友達のレイコ(酒井波湖)、ジュリー(仁村紗和)と制服廃止闘争委員会を立ち上げ情宣に忙しい日々を送っていた。そんなある日、レイコに連れらて初めて行った音楽喫茶「無伴奏」で渉(池松壮亮)と祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)の3人に声をかけられる。興味をひかれる響子であった。後日、再び1人で訪れた「無伴奏」で彼女は渉と再会するが…。小池真理子の半自叙伝的原作の映画化。矢崎仁司監督第10作。 (けにろん)[投票]
Comments
全4 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4これも暗い画面が心地よい。そしてそれは、二つの異空間−名曲喫茶「無伴奏」と竹藪を抜けた茶室−の見せ方が良いということだ。どちらもローキーに徹している。特にこの茶室。増村保造の『千羽鶴』を想起する。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
★4結局はこの顛末が主人公に何かをもたらしたわけでも無さそうで、寧ろ無いことが成海璃子のノーブル且つ無頓着演技で際立つのが清々しい。自己愛に浸りたいところを回避し得ている。大騒ぎの片隅で、ただただ無為に内省的な思索にふける時代性が心地よい。 (けにろん)[投票(3)]
★3矢崎仁司監督作に留まらず、趣向を凝らした陰影を画面に刻み続けてきた石井勲大坂章夫の業績はあらためて讃えられてしかるべきだが、しかしこれはさすがに照明の引き算が過ぎる。少なくともこれがディジタル撮影/映写にとって最もあらまほしきローキイとは思えず、ふとフィルムのグレインが恋われる。 [review] (3819695)[投票(3)]
★3行き先知れずの窓のない列車内を思わせる喫茶店内。産道を遡り行きつく子宮のような竹藪の奥に潜む薄暗い茶室。そんな「途中」を象徴する装置の閉塞性や、細かな画面の切り返しと硬質な書き言葉セリフが、時代性を帯びた自主制作映画のような息遣いを作り出しす。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
Ratings
5点0人
4点3人***
3点6人******
2点0人
1点0人
9人平均 ★3.3(* = 1)

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