★3 | 冒頭は運河を行く船。船上をカトリーヌ・エスランが歩く。この船が異様に長く(航行する船の舷側がフレームから切れない!)、まず目を引く。続くエスランが叔父から襲われる場面では、すごいクローズアップが使われる。ピンボケするぐらいのアップなのだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★5 | ルノワール的詩情はデビュー作にして全開だ。川の緩やかな流れと木々の揺らめき、船上から捉えた陸の移動、白馬に料理を作る女性にかかる木漏れ日などで冒頭から魅了される。中盤のトリック撮影も原初的な迫力に満ちている。女が崖から転がり落ちるショットを割らずに撮っているのにも驚愕。個人的にはこの監督中でも五指に入る出来。 (赤い戦車) | [投票(2)] |
★3 | 当該水の娘の年齢詐称と厚化粧が酷すぎる。何かの事情で採用せざるを得なかったんだろうか。いい映画なんだけど愛せないフィルム。替わりにリリアン・ギッシュなら★5だっただろう。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★3 | きらめく運河の水面。命を宿したように輝き揺れる河畔の木々の葉。光と風が躍動する風景描写はモノクロなのに色を感じさせ、まさに印象派の絵画を彷彿とさせる。あの手この手の前衛的技法を駆使して娘の「悪夢」を視覚化する幻想描写の禍々しさにも目が釘付け。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |