[コメント] 鉄男 TETSUO(1989/日)
自主映画です。手作りです。だけど絵作りのセンスは一級品。塚本晋也の原点はこのセンスと執念にある。ま、話が面白いかどうかは・・・
「電柱小僧の冒険」でPFFアワードグランプリを取った塚本晋也が、プロの役者を迎えて撮った一応劇場デビュー作(中野武蔵野館なんかでレイトショーだったらしい)。その実、アルシュさんのあらすじにある通り1000万円の低予算自主映画。 自主映画時代の作品「普通サイズの怪人」の続編というかシリーズ(?)の一遍。
ところがこの映画、レイトショーにもかかわらず稼働率120%の大ヒット。ローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリまで受賞してしまう。
己の実力のみでこの世に降り立った男塚本晋也!
自主映画だと思ってこの映画を観たらブッ飛ぶ。この画面とカットは新人のそれではない。下手なプロなど辞めてしまえ!というくらいの気迫とセンスがある。恐るべき才能。
ま、話を作るセンスはともかく・・・
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (5 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。