[コメント] 希望のかなた(2017/フィンランド)
かつてアキ・カウリスマキはインタビューで「誰かがクソハリウッドにモノ申してやらなきゃな」といって、まだまだ映画は作り続けたいといった。そういうことなのだ。
一見偏屈のコワモテおじさんカウリスマキは、心は正反対なんじゃないかな。
日本に好意を持ち、不公平や単なる経済主義を嫌うまっとうな気の良いおじさん。市井の人々の小さな幸せが、結局は世界を形作るという基本を見せてもらったような気がする。
大上段に構えて批判するのでなく、ユーモアと理性と小さく燃えるメラメラ魂で作品を作るコワモテおじさんに乾杯。
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