[コメント] 七人の刑事 終着駅の女(1965/日) - 更新順 (1/1) -
駅や街頭を行きかう人混みや、決して広くない捜査本部内を自在に動き回るカメラが、ときに後を追うように、ときに振り返るように刑事たちの奔走ぶりを程よい長回しで捉え続け、人が画面に溢れ返る上野周辺ロケ映像に街頭で録音された市井の民の声が重ねられる。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
リアリズム文法で捕捉された後背の雑踏と芦田伸介の芦田らしいナルシシズム演技がかみ合わず、油断すると口端が持ち上がりそうになる。 [review] (disjunctive) | [投票] | |
映画は推理劇よりも周辺人物群を肉付け豊かに描写するを本旨としており、変化球として時折見られる手法だが、本作が優れているのはこれを徹底したことにある。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |