★4 | 二人を失恋させる手際。性格の造形をロケーションで物体化する手管。単体のイベントが多様な効果を引き出す筋の効率性とは事態の同時性である。それは惜別と悲恋の混線させ、一夜の徘徊に空間を分解させず、むしろ事は凝集する。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] |
★4 | 落として上げるの反復はジャンル規定の展開と帰結へ向かうわけだが、全体を通して肌色や性嗜好が混濁したコミュニティを現出させている。そこではイケすかない姉ちゃん2人も受け入れられスカした鎧を脱いで心を曝け出すのだ。その先にしか理解は育まれない。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | この題材なのに、この主人公のキャラなのに、悪いヤツ、嫌なヤツが一人も出てこない。それは殺人犯においてもだ。主要キャスト(生徒達だけでも12人)が皆、それぞれ強烈に印象に残る。なかなかエライことだと思う。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★4 | 他愛ないといえば他愛ない話だがとにかくささやかではあっても一歩踏み出すことに価値を見い出す、青春映画の王道的な作りが好ましい。お互いをストレートに褒め合える2人の関係性も素直に羨ましく思えた。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★4 | 他愛もない学園卒業ものと言ってしまえるが、色々な友情や教訓や、誰もが「知らない一面を持っている」ものだと考えさせられる。そして主人公2人がキュートだ。 [review] (プロキオン14) | [投票(1)] |